2007年1月21日日曜日

新町児童館で1月の「しぜんかんさつ」教室

 1月27日(土)10:00~11:45 新町児童館で「しぜんかんさつ」教室を行います。テーマは、「雪の結晶を作ろう」です。雪の研究で有名な中谷宇吉郎博士(1900~1962)は「雪の結晶は、天から送られた手紙である」といわれました。雪はどうして出来るの? なぜ六角形なの?・・・から始まって、六角シートで雪の形を作り遊びます。また、顕微鏡で霜の出来具合を観察したり、写真の通り、旭川市の高校の先生が考案した「平松式人工雪発生装置」を作って実際に雪の結晶をつくります。昨年はきれいな樹枝状結晶までは作れませんでしたので、再度の挑戦です。皆さま、是非ご参加下さい。

 この新町児童館での「しぜんかんさつ」教室は、毎月原則として第4土曜日に開いています。12月は冬休みということで「凧つくり」をしました。2月(24日)は、今のところ「冬芽を観察しよう」と考えています。いつも集まってくるのは、小学生低学年が中心です。これまで少ないときは3名、多いときは22名、平均10数名ていどです。幼稚園児も、保護者同伴であれば大歓迎。もちろん大人も手伝っていただけると有難いです。主宰は小生、代々の児童館の館長さんも協力的で、「しぜんかんさつ」教室を始めて現在3代目。お友達にも宣伝して、どうぞ誘い合ってきてください。こうした企画は、西東京市の児童館ではほかにないようです。これを広げていくのが使命と考え、3年ほどやっています。(大森)

2007年1月19日金曜日

多摩川流域市民学会

今朝の朝日新聞の多摩版に掲載されていた記事で知ったのですが、多摩川流域市民学会というグループが1月28日(日)、福生市民会館で、「多摩川で初めての市民の手による川の学会」を開くそうです。以下、引用ですが、このブログのページもどうぞご覧下さい。私(たろパパ)は参加してみようと思っておりますが、どなたかご一緒できたら、と思います。いかがでしょうか。

(以下、上記ブログから引用)・・・源流から河口までの広い流域を視野に入れ、各流域で活動 される人々の多様な活動を知り、情報・経験・英知を集め、互いを高めあうことで、多摩川水系における「いい川づくり」を目指します。
市民学会とはいっても、市民だけでなく、行政、大学、小中高校、企業、NPO法人など、個人、団体を問わず、どなたでも参加することができます。
この学会を、多摩川に関する様々な問題やその解決策を、市民が主体となって、調査研究、実践する場として、多摩川の未来を、共に切り開いていきましょう。
みなさんのご参加をお待ちしています。

【写真】多摩川で川遊び(2006.5.3 秋川渓谷で)

2007年1月17日水曜日

絵画展の記事(1月17日)

今日の朝日新聞(朝刊、東京むさしの)に、東大農場の絵画展の記事が大きく載りましたね! とくに紹介された絵が大変詩情に富んでいて素晴らしいです。これをさらに周りに宣伝してくださるようお願い致します。また「まちの里山」のホームページはこちらへ。


【写真】ハンカチの樹(だったかな? 神代植物公園 2006.5.3 撮影 うのママ)

2007年1月14日日曜日

ご案内・・・「東大農場絵画展」(2006.2.8/12)

この2月8日(木)~12日(月)まで、東大農場の緑を残す市民の会は、きらっと(西東京市南町スポーツ・文化交流センター)で東大農場・演習林を題材とした絵画展を開催します(後援:東大農場、東大演習林、西東京市、西東京市教育委員会)。



東大農場は、私たちの運動の影響もあって、現在、千葉市検見川への移転計画が頓挫していますが、東大側からは計画の撤回の表明はなされていません。私たちは、いつまでも市民に親しまれ、大人から園児たちに至るまで、このフィールドを利用して、自然観察、体験学習等が出来ることを目標としています。このため、この貴重な財産を次世代に引き継ぐべく、700人の会員を集め運動を続けています。 

今回の絵画展は、この素晴らしい東大農場を多くの市民のみなさんに知っていただき、存続を願う市民の力を結集するために開催するものです。どんどこ会の須田さん、武藤先生、小生の3人も出品します。是非、お友達を誘い、ご家族ともどもご覧下さい。
(東大農場のみどりを残す市民の会、大森)

2007年1月1日月曜日

どんどこ池に防鳥ネット

新年明けましておめでとうございます。

昨年の正月休み中にどんどこ池のカワムツ、クチボソなどの淡水魚がコサギに半分以上食べられショックを受けました。あれから1年、どんどこ池では、生き残り組の淡水魚が7〜8匹、大きく成長しています。どんどこ池の水深が深く、大量の淡水魚が成育しておれば、子供たちの自然観察にコサギの飛来は大歓迎ですが、淡水魚が絶滅しては大変ですので、同じ轍は踏まないようにと、年末の25日から、防鳥ネットでどんどこ池の一部を覆いました。コサギの飛来の心配がなくなる春先まで、少々見苦しいですが覆いをしたままにします。

どんどこ池も、そろそろ建設後3シーズン目に入ります。メダカ、トンボのヤゴなど水生動物は再生しているようで、水生植物のウリカワも一時アメリカザリガニにやられ絶滅状態でしたが、皆さんのザリガニ捕獲作戦の奏功からどうにか絶滅は回避したようです。これから暫くどんどこ池も冬篭りに入ります。小さなどんどこ池が大きく成長し、西東京市の自然保護のシンボル的存在に育つよう祈念しています。また、今年5月にレイチェル・カーソンの生誕100年を迎えます。カーソンの著した「センスオブワンダー」に書かれている様に、子供たちの感性を磨くために園庭の自然環境整備にも力を入れていきたいと思います。。

昨年1年間、園庭の環境整備にご協力を頂きありがとうございました。今年もよろしくお願いします。写真は、「どんどこ池を覆った防鳥ネット」と「協力を呼び掛ける玄関脇に貼られたポスター」。(大森)

2006年8月14日月曜日

2006年「アブラゼミの羽化」の記録

2006年「アブラゼミの羽化」の記録(来年のために)

今年の関東の梅雨明けは、前年比10日遅れの7月の30日。1951年以降では5番目の遅い記録的なものとなった。当然「セミの羽化」も同じように遅れ、8月中旬というのに例年の夏のように蝉しぐれは聞かれず、このまま夏も終わるのでは、と思うとやや淋しい。

今年の小金井公園でのどんどこ会主催の「セミの羽化観察会」は、再三の延期で、昨年(7月23日。ニイニイゼミの羽化を観察)に比べ20日遅い8月12日(土)に実施した。アブラゼミの羽化最盛期(おそらく1週間前の8月5日ごろ)は過ぎていたと思われるが、当日午後の激しい雷雨が上がり、18:00ごろには青空も出始め、予定通り観察会を開催。結果として、羽化が十分に観察され大成功だった。

アブラゼミの幼虫は、水平の木の枝や葉にぶら下がって羽化することが多く(水平のものにぶら下がる割合は約2/3といわれている)、高さは3~4mまでも上ることから(ニイニイゼミは1m程度と低い)、幼虫が木の高くまで上る前に観察したいと、集合時間より早めの19:00前に現地に到着。ちょうど、19:00~19:30ごろの間に、太い幹をかなりのスピードで上り始めていたことから(来年からの観察会は、19:00ごろ開始が望ましい。)、手が届かなくなる前に昆虫網で5~6匹捕まえ、土に刺した長さ1m弱の枯れ枝にとまらせて低い位置で観察出来るように移す(結果的には、移し変えたこと、細い枝で止るのに不安定なこともあって、21:30ごろは羽化の体勢に入らないものが多かった。幼虫を持ち帰り観察した人の話では、23:00過ぎに羽化)。幼虫を捕らえる場合には、無理に木の幹からひっぱって足の爪をちぎらないこと。ちぎってしまうと、移し変えても枝に止れず、羽化は失敗に終わる公算大。

20:00前あたりから、遅れて上る幼虫の姿をあちこちで観察。ちょうどそのころから、トチノキの3mの高さに張り出た葉に止ったアブラゼミの幼虫が、背中を割りはじめ、イナヴァウアー、逆上がりと、約1時間くらいかけて緑白色の羽を伸ばすまで逐次観察(対象物が遠いために、懐中電灯が明るくないと十分な観察が出来ないので注意)。他方では、ツクツクボウシの羽化が始まった矢先、ウマオイ(キリギリス科)に食われる状況もみとどけた。野生の生き物が、誕生(孵化、羽化、出産)する瞬間のリスクの高さをまざまざとみせつけられ、普段なかなか見られない貴重な体験となった。

今年は、「セミの羽化観察会」を前に、何度か小金井公園のクヌギの雑木林、トチノキ林近辺で羽化の様子をうかがったが、7月27日はニイニイゼミ1匹の羽化、31日はアブラゼミの幼虫を1匹見つけるに止まり、8月12日(土)の「セミの羽化観察会」は絶妙のタイミングであったと考えられる。

近辺でよく見られるセミは、次の5種程度で、鳴き始め順に・・・。

セミの名前(鳴き方)羽化の集中時期:標準時期(気候により前後あり)
ニイニイゼミ(チィ~・・・)7月中旬
ヒグラシ(カナ、カナ・・・)7月中旬
アブラゼミ(ジージー・・・)7月下旬後半~8月上旬
ミンミンゼミ(ミーン、ミン、ミンミ・・・)7月下旬後半~8月上旬
ツクツクボウシ(ツクツクボーシ・・・)8月上旬~中旬

以上からすると、2006年のセミの羽化の時期は、例年に比べ完全に10日~2週間遅れの状況だったと推測される。

(以上、2006年8月14日「はてな」へのタクさんの投稿から)

2005年4月16日土曜日

ビオトープの竣工をみんなでお祝いしました♪

4月16日、約50名の皆さんの参加でビオトープ竣工式が行われました。園長先生による除幕式や園児によるメダカの放流、記念植樹などで、無事完成をお祝いしました。